ロバート・バーンズ歌集第2巻

スコットランドの詩人ロバート・バーンズの歌曲集第2巻には、セルジュ・ホーヴィーが編纂・研究したバーンズの歌曲324曲のうち、「The Lasses（女たち）」の章から抜粋した70曲が収録されています。妻ジーンへの、そして「あの異種族」への詩人の「情熱」を表現した歌も収録されています。ロバート・バーンズ（1759-1796）は生涯をかけてスコットランドの歌曲を収集し、既存の歌詞の断片を自身の詩の土台として用い、伝統的な旋律に独自の歌詞を添えました。バーンズは後世に約270編の詩と300曲以上の歌曲を残しましたが、これらの歌曲は通常、旋律なしで出版されています。セルジュ・ホーヴィーは、バーンズ自身の資料、手紙、原稿を綿密に調査し、すべての旋律と詩節の起源、そしてバーンズが意図した歌詞と音楽の組み合わせを解明しました。そして、各歌曲を、平均的な演奏レベルのピアニスト向けに、想像力豊かで美しい伴奏で編曲しました。本書には、絵画、デッサン、版画の複製が図解されています。また、頻繁に登場するスコットランド語の用語集と、各歌に関する洞察に満ちた歴史的解説も収録されています。